引継ぎがうまくいかない原因とは?口頭引継ぎで起こるトラブルと防ぐ方法

​この記事の執筆者

鈴木 理絵(オンライン秘書 / ランサーズ事務・秘書部門3年連続1位

​元千葉県庁職員・オンライン秘書歴11年。140社以上の業務整理・オンライン秘書実務を支援してきたプロが解説します。

目次

11年間、さまざまな引継ぎを見てきて感じること

私は11年間、オンライン秘書として、経営者から直接業務を引き継ぐサポートをしてきました。

また、以前オンライン秘書サービスを利用されていた企業からご相談いただくこともあります。

その際に感じるのは、マニュアルが残っていても、そのままでは業務を再現できないケースが少なくないということです。

チェックリストが中心だったり、「担当者に確認」と書かれていたり、前提知識がなければ理解できなかったりすることもあります。

そのため、結局は経営者が口頭やチャットで補足し、「分からなかったら聞いてください」という状態が続いてしまいます。


口頭だけの引継ぎでは、経営者の負担は減らない

もちろん、最初に業務を説明することは必要です。

しかし、それだけに頼ってしまうと、新しい担当者が入るたびに同じ説明を繰り返すことになります。

  • 毎回同じことを説明する
  • 判断基準まで伝えきれない
  • 質問が何度も発生する
  • 経営者しか判断できない業務が増えていく

こうした状況を、私は11年間で何度も見てきました。


本当に引き継ぐべきなのは「経営者の頭の中」

引継ぎとは、仕事を渡すことではありません。

本当に引き継ぐべきなのは、経営者が普段どのように判断し、どのような流れで仕事を進めているのかという「考え方」や「判断基準」です。

それらを整理し、誰が担当しても再現できる形にして初めて、安心して任せられる状態になります。


私が大切にしていること

私は、経営者から一度業務についてお話を伺い、その内容を整理しながら業務の流れや判断基準を見える化します。

そして、誰が担当しても再現できる標準作業手順書を作成し、実際に業務を担当しながら改善を重ね、仕組みとして定着させていきます。

私にとって業務整理とは、マニュアルを作ることが目的ではありません。

経営者の頭の中にある業務を整理し、再現性のある仕組みに変え、安心して任せられる状態をつくることです。


まとめ

口頭での引継ぎは必要な場面もあります。

しかし、それだけに頼っていては、経営者の負担は減らず、業務も属人化したままになりがちです。

業務を整理し、判断基準を見える化し、誰でも再現できる仕組みを整えることで、担当者が変わっても安定した運用が可能になります。

もし、経営者しか分からない業務が増えてきた、何度も同じ説明を繰り返している、引継ぎがうまくいかないと感じていましたら、お気軽にご相談ください。

経営者から直接業務を引き継ぎ、業務整理から標準作業手順書の作成、仕組み化、運用まで一貫してサポートいたします。

​この記事の執筆者

鈴木 理絵(オンライン秘書 / ランサーズ事務・秘書部門3年連続1位)​

元千葉県庁職員・オンライン秘書歴11年。140社以上の業務整理・オンライン秘書実務を支援してきたプロが、バックオフィスの仕組み化やマニュアル作成から実務までを一気通貫でサポートします。

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